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2008年10月30日 (木)

ONKYO T-433(4)

こんな様子を見てしまうと、いままで「良い音に聴こえていた」のは何だったんだ?という気になってきます。T-433で聴いてライブ感あるなーと思っていたことが、原音再生とはちょっと違う味付け?の結果かもと思えてきます。

・打楽器や打突音、擦過音がとても間近に聞こえる
→本来の音に加え、高調波が付加されて再生されているのか?

・左右のスピーカーの間を超えて音が拡がりを持って聞こえる
→ステレオセパレーションがいまいちなため、音の定位が悪いのか?

味付けなのか、性能不足なのかはわかりませんが。。。

2008年10月29日 (水)

ONKYO T-433(3)

T-433の全高調波歪とステレオセパレーションを観測してみました。

T433_thdstereol_83mhz_90db_100

T433_separationlstereor_83mhz_90db_

VP-8174Aで信号強度90dB、1kHz、100%変調です。
あららー。なんか、6次高調波くらいまで出てるように見えます。しかも逆チャンネルへも同じくらい漏れてませんか?うーん、いいんですかね、こんなんでcoldsweats01

2008年10月27日 (月)

ONKYO T-433(2)

T-433の内部をお見せしましょう。

T433_internal

「銃夢」の脳チップを思い出してしまったのは、私だけでしょうか?(笑)

電源を構成するいくつかの部品以外は、MITSUMI製のFM/AMチューナーユニットだけです。ここまで徹底してるとは。調整箇所もありません。

メイン基板の右下に切り欠き部分がありますが、ここに写真中央下の緑色の基板がぴったりはまる大きさです。そうレイアウトすると横幅20cm程度になります。おそらく、同じONKYOのINTEC205シリーズのチューナーT-405FXでは、そんなふうにレイアウトされているのではないでしょうか。T-433とT-405FXの値段は数千円違うようですが、箱の値段ってことですかねえ。

ONKYO T-433(1)

KT-727は一休みして、メインで使用中のONKYO T-433を紹介します。
T433_front

同社INTEC275シリーズのチューナーです。「電波時計搭載」が売りのようです。実売2万円前後です。

電波時計の感度は、結構いいです。我が家の居間ではSEIKOの電波時計(SQ670S)秋月の電波時計より安定して電波を捕えているように見えます。

カタログスペックによると全高調波歪で0.3%(STEREO)、ステレオセパレーションで45dB。数値だけ見るとチューナーというよりラジオの性能ですが、実際に放送を聞いてみると、これが結構いけます。一聴して、中音域の密度感があり、ライブ感はなかなか良いです。しばらく聞いていると、「ゴト」「カタ」といった舞台上の物音、管楽器奏者の息継ぎがごく自然に聞こえてきます。ピアノのタッチ感が再現できていますし、平均律による微妙な唸りも聞き取ることが出来ます。そして何より人の声が聞き取りやすい。中音域のバランスが良いのと、子音の再生が良好なのが効いていると思います。ニュースやトーク番組には重要な性能と思います。総じて、反応が早く、元気な再生です。

逆に言うとやや賑やかな印象があります。静寂感とか純度の高い楽音再生とかとは、ちょっと違う印象です。微小音量時にボリュームを上げてみると良くわかりますが、音の芯はあるのですがなにかもやのようなものがまとわりついて聞こえます。

まあ、2万円ですからね。KT-727が高精度反射望遠鏡とすると、T-433は上質のアクロマート望遠鏡といったところでしょうか。PIONEER F-717はアポクロマート望遠鏡。余計わかりにくい?(笑)

2008年10月25日 (土)

KENWOOD KT-727(5) SPECIFICATIONS

WEBを検索してもあまり情報が無いようなのでサービスマニュアルからスペックを抜き出しておきます。

KT-727

FMチューナー部
実用感度10.8dBf(0.95uV)
受信感度
S/N 50dB
MONO 16.2dBf(1.8uV)
STEREO 38.8dBf(24uV)
S/N比 65dBfMONO 88dB
STEREO 76dB
全高調波歪 1kHzMONO 0.02%
STEREO 0.04%
周波数特性20Hz~15kHz ±1dB
キャプチャレシオ1.4dB
イメージ妨害比82dB
スプリアス妨害比100dB
IF妨害比110dB
選択度70dB
AM抑圧比72dB
ステレオセパレーション69dB(1kHz)
50dB(50Hz~10kHz)
アンテナインピーダンス75ohm Unbalance
出力レベル 100%変調0.6V 1.7kohm
受信周波数76MHz~90MHz 0.1MHz step
AMチューナー部
実用感度10uV
S/N比50dB
全高調波歪0.4% WIDE
0.6% NARROW
イメージ妨害比40dB
出力レベル0.18V 1.7kohm
受信周波数522kHz~1611kHz 9kstep
総合
電源50/60Hz AC100V
消費電力15W
外形寸法mmW:340 H:84 D:367
重量3.9kg
発売1984年

2008年10月23日 (木)

KENWOOD KT-727(4) Service Manual

Kt727_servicemanual

全国30人のKT-727ファンに送る?KT-727の調整方法です。まあ、以前から「ひろくん」さんのページに載っているのですが、KENWOOD謹製サービスマニュアルもいいものでしょ?
注意することは、FM Section No.7でVCO調整時、TP6に直接周波数カウンタを繋いではいけません。220kΩを直列に入れてください。
Insert 220k ohm between frequency counter probe and TP6 when you alignments VCO free run(FM section 7).
海外モデル用なので周波数などは適宜読み替えます(後述)

KENWOOD KT-727 Service Manual

No.ITEMINPUT SETTINGSOUTPUT SETTINGSTUNER SETTINGSALIGNMENT POINTSALIGN forFIG.
FM SECTION Unless otherwise specified, the individual switches should be set as following:
SELECTER: FM, TUNING: MANUAL, MUTING: OFF
1BAND EDGE(1)-Connect a DC voltmeter between TP1 and TP2.87.5MHzL77.5V(a)
2BAND EDGE(2)-Connect a DC voltmeter between TP1 and TP2.108.0MHzTC525.0V(a)
Repeat alignments 1 and 2 several times.
3DETECTOR(A)98.0MHz 0dev 100dB (ANT input)Connect a DC voltmeter between TP3 and TP4.98.0MHzL9Confirm that voltage changes to both + and - direction. Then adjust to 0V.(b)
4RF ALIGNMENT(1)(A)90.0MHz 1kHz,±75kHz dev(B)90.0MHzL1,2,3,5Maximum amplitude and symmetry of the oscilloscope display.
5RF ALIGNMENT(2)(A)106.0MHz 1kHz,±75kHz dev(B)106.0MHzTC1,2,3Maximum amplitude and symmetry of the oscilloscope display.
Repeat alignments 4 and 5 several times.
6TUNING LED(A)98.0MHz 0dev 10dB(ANT input)TUNING LED98.0MHzVR1Adjust VR1 so that TUNING LED goes off. Then, adjust VR1 and stop at the point where TUNING LED goes on.
7VCO(A)98.0MHz 0dev 60dB(ANT input)Connect frequency counter to TP6 via an AC voltmeter.98.0MHzVR876.00kHz(c)
8STEREO SUB(C)98.0MHz 1kHz,±68.25kHz dev Selector:SUB, Pilot:±6.75dev 60dB(ANT input)(B)98.0MHzL14Maximum output.
9DISTORTION(1)(A)98.0MHz 1kHz,±75kHz dev 80dB(ANT input)(B)98.0MHzVR2Minimum distortion.
10DISTORTION(2)(C)98.0MHz 1kHz,±68.25kHz dev Selector:L, Pilot:±6.75dev 80dB(ANT input)(B)98.0MHzL5Minimum distortion.
11SEPARATION(1)(C)98.0MHz 1kHz,±68.25kHz dev Selector:L, Pilot:±6.75dev 80dB(ANT input)(B)98.0MHzVR10Minimum crosstalk.
12SEPARATION(2)(C)98.0MHz 1kHz,±68.25kHz dev Selector:R, Pilot:±6.75dev 80dB(ANT input)(B)98.0MHzVR9Minimum crosstalk.
Repeat alignments 11 and 12 several times.
AM SECTION Keep the AM loop antenna installed.
SELECTER: AM, AM IF BAND: WIDE
1BAND EDGE(1)-Connect a DC voltmeter between TP1 and TP2.530kHz(531kHz)L182.5V(a)
2BAND EDGE(2)-Connect a DC voltmeter between TP1 and TP2.1600kHz(1602kHz)TC720.0V(a)
Repeat alignments 1 and 2 several times.
3RF ALIGNMENT(1)(D)630kHz 400Hz,30% mod(B)AM IF BAND: NARROW 630kHzL17,19Maximum amplitude and symmetry of the oscilloscope display.
4RF ALIGNMENT(2)(D)1440kHz 400Hz,30% mod(B)AM IF BAND: NARROW 1440kHzTC6Maximum amplitude and symmetry of the oscilloscope display.
Repeat alignments 3 and 4 several times.
For adjustments of KT-727L
KT-727KT-727L
75kHz dev40kHz dev
68.25kHz dev40kHz dev
6.75kHz dev6kHz dev
530kHz153kHz
1600kHz281kHz
630kHz173kHz
1440kHz250kHz
For Japanese model
87.5MHz76MHz
108MHz90MHz
98MHz83MHz
±75kHz dev100% mod

2008年10月20日 (月)

KENWOOD KT-727(3)

調整方法は後日Upすることにして、調整後の全高調波歪みとセパレーションの成績です。

Kt727_original_signal_lch83mhz60d_3

Kt727_separation_lch83mhz60db100_2

(1kHz,60dB)LchRch
全高調波歪み0.064%0.061%
チャンネルセパレーション70dB67dB

素晴らしいです!
実際に聞いてみてもあきらかに良くなっています。調整前に感じた、中音域の解像感のなさ、低音域の歪んだ感じが完全に解消しました。一つ一つの音がくっきり聞こえます。特に高音域が透明で硬質な印象です。打楽器の抜けが良く、ウッドブロックや鼓の余韻が空間に消えていく描写が美しいです。
60dBといえば中電界相当です。それでこの性能ですからね。信号強度を90dBくらいに上げるとノイズフロアがさらに下がり、SN比が100dB弱、THDが0.04%前後に改善します。

いやはや、みなさんがこの時期のチューナーをほしがる理由がわかりました。

いまメインで使っているONKYO T-433とカタログスペックを較べてみます。

ONKYO T-433KENWOOD KT-727
S/N比(65dBf)70dB76dB
全高調波歪み(1kHz)0.3%0.04%
セパレーション(1kHz)45dB69dB
発売2005年1984年

T-433も決して悪いチューナーでは無いと思います。中音域の厚みや元気の良さは、必要十分と思います。というか、いまONKYOで買えるチューナーでは一番値段が高いです。でも数値性能だけで較べると、明らかにKT-727のほうが1クラス上です。当時はこれが低級品扱いで売られていたと思うと・・・バブル期の日本、おそるべしです。

2008年10月16日 (木)

KENWOOD KT-727(2)

525円で入手したKT-727ですが、とりあえずAM/FMとも音は出ました。FMはちゃんとステレオになります。チューニング動作も、メモリ登録もOK。とはいえ、格調高い!ひろくんのページで紹介されているほど、さわやかですっきりした音というわけでもありません。購入一年未満のONKYO T-433と較べると、KT-727は高音・低音とも伸びている感じです。ですが、中音域の解像感がありません。なんかもやもやしているような、濁っているような…。それに低域も出過ぎているのか歪んでいるのかわかりませんが、ドラムの連打を聴いていると頭の中を揺すられるような感覚がしてきて気分が悪くなってしまいます。やはり経年変化で調整ズレしているのでしょうか。

ということで中を開けて調整にチャレンジしてみたいと思います。
参考にしたのは、上記のひろくんさんのページと、Manuals-in-pdfのKT-727サービスマニュアル(英語版。約$25)でした。

2008年10月12日 (日)

KENWOOD KT-727(1)

Kt727
ハードオフ市川大野店でKENWOODのKT-727をジャンク扱い525円で買いました。1984年製の古いFM/AMチューナーです。ネット上のいろんなとこで「最近のチューナーはラジオに毛が生えたようなもの。チューナーはバブル期のものに限る。下手なCDプレーヤーを凌駕する」と言われています。当時のジャンク品がヤフオクで数千円で売れてます。僕も、興味はあるんですがジャンク品(=ゴミ)が数千円ではねえ。でもまあ525円ならいいか、と。

ネット検索してみると、KT-727はシステムコンポの一部として売られていたようです。上位機にKT-929があり、そちらは隠れた名機と評されてました。KT-727はそのKT-929の弟分にあたり、FMフロントエンドの一部やパイロットキャンセラ回路などが省略されてはいるものの、なかなかの性能とのこと。これは期待できそうです・・・(あー、まず、ちゃんと動くかどうか、を心配しないといけませんね・・・ジャンクですから)

2008年10月 3日 (金)

三日月と宵の明星のランデブー

20081002_
三日月は、普通の人が思っている以上に、細く頼りないです。実は僕も気がついたのは、18時過ぎ。西の空低く三日月と金星が見えたので、急いで家に帰り、一眼レフを抱えて須和田公園の高台まで走りましたが、既に沈んだあとでした。悔しいので、ステラナビゲータの画面を貼っておきます。本物は、こんなのと比べられないくらい綺麗なんだけどなあ。

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